要点
Naughty Dogはゲーム業界において独自の地位を築いており、ソニーは同社のプロジェクトに一貫して資金を提供し続けている。『The Last of Us』や『アンチャーテッド 海賊王と最後の秘宝』に携わった元VFXアーティストのマット・ラドフォード氏によると、同スタジオはソニーのビジネスモデルにおいて不可欠な構造的役割を担っているという。
ラドフォード氏は、Naughty Dogの存在意義は単なる短期的な利益の追求ではなく、ハードウェアの販売を促進することにあると説明する。フラッグシップ開発スタジオとして、同社はPS3、PS4、PS5といったプラットフォームへの投資を正当化するほど魅力的なタイトルを生み出している。
同スタジオの高品質で物語主導型の体験を生み出す能力は、今日では再現がほぼ不可能であると評されている。ラドフォード氏は、『アンチャーテッド 海賊王と最後の秘宝』や『The Last of Us Part II』のようなタイトルに投じられる莫大な予算と、労働集約的な職人技が、それらを希少で手作り感のある成果物として際立たせていると指摘する。
今後、業界がこのようなプロジェクトに数億ドルを投資する能力を維持できるかどうかは不透明だ。ラドフォード氏は、将来の開発においても、Naughty Dogの遺産を定義づけるような人間主導の芸術性や緻密な制作価値が優先され続けるのか疑問を呈している。


