要点
約30年もの間、『スターフォックス64』のアーウィンが『ゼルダの伝説 時のオカリナ』のコード内に隠されていました。もともと任天堂EADの開発者が、高速で移動する空中戦の敵に対するZ注目(Z-Targeting)を調整するための技術テストツールとしてインポートしたこの宇宙船は、ソフトウェアの破損を防ぐための予防措置として、最終的なゲームのメモリ内に残されていました。
現在、プレイヤーは「任意コード実行(ACE)」を利用することで、外部のチートデバイスを使わずにオリジナルのハードウェア上でこのアーウィンを召喚することができます。セーブファイルの命名システムにおけるバッファオーバーフローの脆弱性を悪用することで、プレイヤーはNINTENDO64のプロセッサに特定のテキスト文字列を実行可能なコードとして解釈させます。
このプロセスには、セーブ名として特定の文字シーケンスを入力したり、メモリを安定させるためにゲーム内で厳密なアクションを実行したりするなど、フレーム単位で完璧な入力が求められます。一度トリガーされると、アーウィンが空に現れ、飛行パターンやレーザー攻撃といった攻撃的なAI行動を見せ、通常の敵と同じように倒すことができます。
この発見はスピードランコミュニティに大きな影響を与え、モデレーターは競争の公平性を維持するために新しいカテゴリーを作成することを余儀なくされました。アーウィン以外にも、このリアルタイムコードインジェクションの習得により、新しいテクスチャやミニゲームをオリジナルのカートリッジに直接ロードするといった高度な改造が可能になります。


